みんなで大家さん

不動産投資商品「みんなで大家さんシリーズ」を巡り、不適切な財産管理があったなどとして、全国の出資者1191人が、運営会社「都市綜研インベストファンド」(大阪市)に計約114億円の出資金返還などを求める訴状を大阪地裁に郵送した。訴状などによると、みんなで大家さんは成田空港北西部を開発する計画などに出資すれば分配金を受け取れるとし、計3万8000人から約2000億円を集めたとされる。  同社の関連会社は2024年度中に大型複合施設を開業する計画で20年に募集を開始。だが、計画変更もあり、現時点で施設は未完成で、分配金の支払いが滞っているという。都市綜研インベストファンドは昨年6月、出資者に重要事項の説明を怠ったなどとして、大阪府から不動産特定共同事業法に基づく業務の一部停止命令を受け、関連会社も東京都に処分された。

真野シェアベースカフェ

移住者が空き家を長年かけて改修し完成させた、レンタルスペース「真野シェアベースカフェ」(佐渡市吉岡)がオープンした。コワーキングやパーティーなど、利用用途は多岐に広がる。オーナーの大久保新さん(57)は「いつまでも完成しないお店」とし、今後はカフェ営業や宿泊施設の併設などを計画。施設の姿を更新し続けるつもりだ。

隣の農家は外国人

アジア料理などに使う野菜や果物を国内で栽培する外国人農家が増えている。在留資格を持つ外国人が取得した国内農地面積は2024年に前年の1.9倍となった。食文化が多様化する中、新鮮で安価な外国食材への需要が増え、ネパール人やベトナム人が経営する青果店は多くの来店客でにぎわっている。

トキエア

坂井市にある福井空港を活用しようと、福井県はチャーター便の運航の実現を目指しています。30日は、新潟の航空会社が県の関係者や空港周辺の住民を乗せた体験飛行を行いました。

さわやかな秋晴れの中、福井空港に着陸したのは新潟の航空会社「トキエア」が運行する46人乗りの中型プロペラ機「ATR42-600」。県の関係者や地元の住民など22人に、新潟から46分の“空の旅”を提供しました。

搭乗した地元、坂井市の住民は「機内から能登半島、佐渡島、東の方は富士山まできれいに見えた。天気が良かったのでいい景色を見ることができた」と話していました。     県が目指す中型プロペラ機のチャーター運航の第一歩として、9月には同じ機体で乗客を乗せずに新潟ー福井間を試験飛行し、安全に着陸できることを確認しました。

ナミックス

上越新幹線のJR新潟駅から車でバイパス道路を経由して田園風景を約25分。日本海に近い工業団地の一角に、曲線が美しくガラスを多用した未来的な建物がある。同社の研究開発拠点「ナミックステクノコア」だ。

 設計は「建築界のノーベル賞」といわれるプリツカー賞を受賞した山本理顕氏で、同施設もBCS賞(建築業協会賞)を受けた。ナミックスの小田嶋壽信社長は「新しいものを生み出す当社の姿勢と重なる」と話す。独創的なデザインは国内外から訪問する企業や関係者にインパクトを与えるだけでなく採用活動にもプラスで、見学に訪れて「ここで働きたい」と入社した人もいるという。

 テクノコアの在り方は、未来志向で技術開発に積極的に取り組む同社の姿勢を映す。同社は約800人の国内社員のうちエンジニアが4分の1を占め、このうち2~3割が女性社員だ。毎年売上高の1割ほどを研究開発費に充て、施設内に分析装置や測定器など高度な機器を備え、試作ラインも持つ。年300件強の開発案件に取り組み、3割ほどを製品化する。

 同社の開発の特徴はニッチ製品をとことん磨く点で、これが強さに直結する。例えば、樹脂や硬化剤、添加剤など数十種類の原料を混ぜてつくる液状封止材。取引先ごとに基板の大きさや特性、ICチップとの隙間などによって要望が異なる。同社は取引先と密接に連携しながら液状封止材が固まる温度や粘り気、振動や湿気への強さなどを変えながら製品を設計する。ほかの製品も同じで、すべて取引先ごとの細かなニーズに応じたオーダーメードで提供する。各製品の供給量は、超大手メーカーに納める場合でも月200~300kgにとどまる。